読書感想文

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2007/07/12

ラスベガスカジノホテル 最も新しい挑戦

超豪華ホテルとして有名な ウィンラスベガス(Wynn Las Vegas)。このホテルを設計建築したスティーブ・ウィンと、彼に2億6000万ドル出資し共同経営者となったアルゼ社長の岡田和生氏の対談。

ラスベガスには何度か訪れたことがあり、ウィンラスベガスのできる前にもできたあとにも訪問している。噴水で有名なベラージオを建設した人がものすごい豪華ホテルを作っているという噂は当時から聞いていたが、そのホテルに日本人が大きく関わっていたとは全くしらなかった。

実はウィンラスベガス開業後半年ほど経過した2005年夏にラスベガスに行った。宿泊は違うホテルだったのだが、当然のようにどんなホテルができあがったのか期待してウィンラスベガスを見に行った。
しかし、ウィンラスベガスに行った感想は以外にも、「前評判の割にインパクトがないなぁ」であった。。。
今回この本を読むことにより、当時このような感想を持った理由がわかった。
ラスベガスのホテルといえば、ベラージオの噴水や、ミラージュの火山トレジャーアイランドの海賊船など無料ショーを思い浮かべる。これら3つのホテルはかつてスティーブ・ウィン氏が作ったものであるが、ホテルに客を引き込むことを目的としてストリップ沿いのフロントで見世物をしていたのだという。しかしウィンラスベガスは趣向を変え、ストリップとホテルが8階相当の岩山に仕切られてストリップからホテルは見えない設計にした。客寄せのショーではなく、ホテル内の居心地の良さにこだわりリピーターを増やしたい。そのために細心の注意を払ってホテル内をデザインしたという。
なるほど、それならばインパクトがなかったという感想をもった理由がわかる。噴水のベラージオや火山のミラージュのイメージでウィンラスベガスを見にいったためにインパクトがなかったのだ。たかだか2時間ほど訪れてカジノやショッピングゾーンをぶらぶらしただけでは良さはわからない。食事をしたり宿泊したりして始めて居心地のよさがわかりリピーターとなるのだろう。

本書では、岡田氏が多額の投資をしながらも目先の利益を考えず、ウィン氏に期限など何ひとつプレッシャーをかけずに自由に最高のものを作るようアドバイスしたエピソードが書かれている。
パチンコなど遊具機器をつくってきた人だけに、本当によいものならば確実に儲かるということをわかっているので変に妥協してもらいたくなかったという。なんとも器の大きい人だ!

ラスベガスのホテルは他の都市に比べ宿泊代金が安い傾向にある(カジノでもうかるから)。超豪華ホテルのウィンラスベガスであっても格安ツアーで飛行機+ホテルが8万円台でいけるようだ。
現在はまだストリップの中心はベラージオのあるフォーコーナーでウィンラスベガスは北のはずれというイメージがあるが、5年後にはウィンの近辺が中心地になっているかもしれない。
この本を読んで1度ウィンラスベガスに宿泊したくなった。

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