読書感想文

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2007/07/19

賭けに勝つ人嵌る人 ラスベガスと日本人

「宝くじ地震研究所」の所長 松井政就氏の著作。ラスベガスのカジノに足繁く通った記録とそこで見た日本人についての考察が書かれている。

私もラスベガスが好きなのでこの本を読んだ。

著者はカジノ好きなので多少偏った思考になっている感じがある。例えば「カジノにほんのお触り程度の興味しかなく、目的が遊園地やアトラクションだと言うならば、ラスベガスなど行かずロスのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドやディズニーランドに行ったほうがいい」という記載がある。まぁラスベガスの成り立ちはカジノを軸にしているのだろうが、そこに訪れる人が必ず真剣にカジノで勝負する必要はない。ゴージャスなホテルでのくつろぎが目的でもよいし、ショーを見ることが目的でもよい、と私は考える。実際そのような目的でラスベガスに行ったこともある。

著者は何度もラスベガスに通っているので、そこでの経験や発見に関する記述は興味深かった。例えば、スロットで当たりがでる直前の機械の動作や、ルーレットのポケットの話などである。また、賭けをする時の心構えが書かれておりある意味価値があるが、確率論の話をするときは数式を用いるなど根拠を示してもらいたいと感じる部分もあった。

意外と納得できたのが、ラスベガスのフォーラムショップスが売り上げ好調なのに対して、それを真似したお台場のヴィーナスフォートの売り上げが伸び悩んでいる点についての分析である。詳細は本書を読んでいただきたいのだが、要約するとフォーラムショップスはカジノに隣接しているから、客の気が大きくなって買ってしまうということだった。

本書はこれからラスベガスでカジノをしようという人に特にお勧めの本である。

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