読書感想文

新刊、休刊、文学、専門書。
あらゆるジャンルの書籍について読書感想を書いていきます。
得意分野: IT関連技術書、ミステリー小説、ベースボール


2007/05/13

不可能を可能にすること 僕のメジャーリーグ日記

元メジャーリーガー長谷川滋利氏が2003年シーズン中に(シアトルマリナーズ所属)書いていた日記を書籍化したもの。発売されてすぐ購入していたのだが、田口選手の日記の影響もあり読み直してみた。

基本的なスタンスとして、田口選手の日記はwebで公開することを前提としあまり野球がわからない人も読めるように日常生活の話を書くことが多く、しかもきっちりオチをつけてくれる。一方長谷川選手のこの本は、自分のためにつけていた日記をあとでまとめて書籍化したというイメージが強い。どういうことかというと、対戦した打者にどのような配球をして今日の反省点はここといった文章が多く、自分のために書いているという印象がする。
あまり野球に詳しくない人にとっては理解しづらい部分もあると思うが、メジャーのピッチャーがどういうことを考えて配球しているかを知れるという意味では野球ファンにとって非常に貴重な本である。
私はスカウティングレポートで打者の得意コース・苦手コースの分析を見るのが好きなので、この本をよんで非常に参考になった。
野球ファンにとっては非常にお薦めの本である。

ラベル: ,


2007/05/12

タグバナ

セントルイスカージナルス所属のメジャーリーガー田口壮選手の日記(blog)書籍化第2弾。
昨シーズン(2006年)はカージナルスがワールドチャンピオンに輝いたこともあり、マスコミで田口選手が取り上げられる機会が増えていた。前作何苦楚日記から3年経過していることもあり、書籍化にはベストのタイミングではないかと個人的に思っていたのだが、2007シーズンが開幕してもそのような話がなかった。まだ書籍化しないのかと残念に思っていたのだが、5月に入ってつい先日田口選手のホームページでいきなり「タグバナ」発売のお知らせが。当然その日のうちに購入して一気に読んだ。

文章自体はほとんどwebで公開されていた内容であったが、前作何苦楚日記は時系列で毎日の日記になっていたのに比べ、タグバナでは「傑作選」という形で編集され、たとえば「田口家の人々」といったように、カテゴリー別に収録されていた。
もちろん田口選手の文章なので、webで一度よんだ内容であっても再度読むとおもしろくて笑いがでてくるのだが、ちょっと編集の仕方が...
オチの部分のフォントサイズが大きくなっているのだが、オチに行く前にその部分が視界に入ってくるため、話が盛り上がりきる前にオチが見えてしまう.........
内容が面白いだけにもったいない。ちょっとこれは編集の人もう少し考えたほうがよかったのでは..... 私は次の行が見えないようにはがきをかぶせて1行ずつ読んだ。

何苦楚日記との比較で言えば、タグバナのほうがより笑いの色が強い。特に1章、2章は面白い。当然超おすすめの1冊である。ただ、日々苦悩しながら努力している部分がタグバナでは伝わってこないのが残念だ。2004年から2006年までの日記を時系列にすべて収録している形でもう1冊出版してもらいたいなぁ。

ラベル: ,