著者は金融日記の藤沢数希氏。
金融工学のプロが株式について語っているのだが、非常におもしろかった。
特に競馬や宝くじがどれだけぼったくりであるかの説明は秀逸である。期待リターンが低いことは理解していたが、実際の数字をつかって説明してもらうと非常にわかりやすかった。
後半では経済学者の論文を解説しているのだが、他の本でも書いてありそうな内容なのでちょっとインパクトが弱かった。
株式は平均すると年利5%なので競馬や宝くじと違って勝てる確率が高いような前提になっているが、ここ10年ほどをみると年利5%もあるのか?という気がした。
はっきりいうと、投資と投機に区別なんてありmさえん。このあたりも自分の感覚と似ていて非常に好き。ビジネスで事業を起こすための先行投資も自分の感覚ではギャンブル。株式投資もギャンブル。何をするのも全部ギャンブル。
というか、区別してもしなくても、どっちでもいいのです。
結局、「販売手数料と信託報酬、その他のコストがなるべく安いインデックス・ファンドを買って、後は投資したことなど忘れて、自分の本業に打ち込んでお金をがんばって稼ぐのが一番」というのが、ここまでファイナンス理論を勉強してたどりついた結論です。結局、株価を研究する時間とリターンを考えると、まんべんなく分散投資しておくのが一番よいってことか。。
まず、株式市場への投資は便利なインデックス・ファンドが利用可能なので、それらを利用しましょう。日本株へ投資したい場合はTOPIX、外国株に投資したい場合はMSCI-Kokusaiに連動するインデックス・ファンドを利用します。15対85はちょっと外国株にかたよりすぎの気もするが、それだけ日本が安心できないってことか。。
そして、日本株と外国株の比率ですが、現代ポートフォリオ理論に従い日本株と外国株の時価総額の比率で組み合わせるのがいいでしょう。TOPIX対MSCI-Kokusaiを15対85ぐらいにしておけば大丈夫でしょう。
僕は個人的には、外国株、日本株、外国国際、日本国債を85対15対50対0にアセット・アロケーションしています。日本国債0ってやっぱり日本を信用していないのか。。。
株式投資をするひとにはぜひとも読んでもらいたい1冊。
